新型コロナウイルスの感染拡大前のように、学生や保護者が集まれる入学式ができるようになった今春、大学が「インスタ映え」する記念写真の撮影ポイントを準備するなど、ソーシャルネットワーク(SNS)の活用を進めている。拡散に役立つ「#(ハッシュタグ)」の活用も呼びかけ、大学のイメージアップや、受験を控えた高校生とのつながりを期待している。
早稲田大は、今月1、2日に東京都新宿区で行った入学式で、玩具のブロックで作った幅4メートル超の「WASEDA」と幅1・5メートルの「W」のオブジェを設置した。早大の象徴である大隈記念講堂を背景に記念撮影できると公式サイトで告知し、SNSに投稿する際には「#祝早稲田入学」などのハッシュタグをつけることを勧めた。
早大はコロナ禍で20年の入学式を中止、規模を縮小して実施した21、22年も、記念撮影で人が集まるのを避けるため、「入学式」の立て看板は出せなかった。
その間、友人や大学とのつな…
Source : 社会 – 朝日新聞デジタル